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世知辛い昨今ホントにタナボタはあるのか?プチタナボタ、反タナボタ、非タナボタ、タナボタイズム、タナボタライフを考察
先月のことである。滋賀の渡岸寺(向源寺)へ行って来た。国宝めぐりの再開である。ここの観音様は平安初期の作と言われている。ヒノキの一木造りで177cmほどある。渡岸寺は浄土真宗の寺であるが信長の時代、滋賀のあたりの寺は御多分にもれず焼き討ちにあっている。この観音様も土の中に隠されて難をまぬがれている。全国に十一面観音の国宝は7躯あるそうだが、腰をわずかにひねった優美な姿のものはここの観音様だけだ。立ち姿が艶っぽいので後ろからも拝観できるようになっている。国宝の仏像で真後ろからも見られるのは平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩意外ボクは見たことが無い。右足から今まさに歩き出そうとする姿は真後ろから見るとまるでモンローウォークを見ているようで実になまめかしい。頭上の小面も他の十一面観音とは違い大きく繊細に造ってある。実に素晴らしい国宝で久々の大ヒットであった。
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