♪わたしは～かってあのような～悲惨な光景を見たことがない。ソレはおそらく十年以上も前の～国技館の話です～。♪なぎら健壱さんの「悲惨な戦い」という唄の出だしの部分です。要約すると相撲を取っている最中にまわしが外れた。ＴＶ放映中だったのでNHK、ラジオ放送、国技館、ハカチチブ（若秩父）の弟子などがあたふたする場面を歌ったもの。この歌が出た初期の頃は、まわしが外れた力士＝若秩父、相手力士＝雷電、行司＝木村庄三郎と実名でレコード化されていましたが、今のもの（CDが出ている）は若秩父＝ハカチチブ、行司のところはピーが入ります。こういった権威、権力を皮肉ったコミックソングの作り手・歌い手として、なぎら健壱さんは岡林信康大先生様に次ぐ才能の持ち主であると、わたくしは思うのであります。唄の終わり部分で弟子の朝潮が毛布を持って土俵に向かうが土俵の端につまづいてしまう。よろけて倒れそうになる。♪何か身体を支えるものはありませんか？何かつかむものはありませんか？何かつかむものはないのくゎなー。と目を凝らしてみたら　小ちゃいながらも・・・あった！♪