平成12年だったかに美容師法が
「国家資格を持たないものがお客に触れてはいけない」
という御触れを出したため　美容室はアルバイトを雇いづらくなりました

それまで何らかの事情で美容師免許を取れなかった人や
美容学校は卒業したものの　免許をとる前に結婚したり
子供が出来ちゃったなんて人が　ようやく落ち着いてきたから
もう一度　好きな美容の仕事に復帰しようとしていた矢先…
この法律が影響して美容室オーナーに
「美容免許のないものは雇えない」の選択をさせてしまった

反面　美容で使っていた薬剤の大幅規制緩和があり
薬事法で規制されていたものが外され　外国からも輸入されたり
新たな薬剤が開発されたりで
美容師の勉強量と新しい薬剤をその勉強のために仕入する
美容室の負担はかなり大きくなりました

美容界の発展には必要なことだし　知識を持った美容師が
増えていくことはお客さんにとっても有益なことには
違いないのですが　ここで技術以外の格差が出てきました

練習量と経験値ではどうしようもない壁
化学知識
目に見えないし　一度の反応では分かりづらい
続けるといいかもですが　効果が見えづらい
値段は結構する　メーカーとディーラーの言いなり
変な情報の氾濫　ネットのデマ

いま個人の努力ではどうすることも出来ないようなもので
美容師と美容室の良し悪しを云われていることに
危惧の念を抱いています