フェルマーは難し過ぎるのでパス。「檀流おかず」とは檀太郎・晴子夫妻が作家だった父・檀一雄さんから受け継いだ家庭料理である。もう１７年も前に「暮らしの設計」から料理本として出たのをボクは今でも参考書として使っています。夏の時期になると新生姜を使った大葉のキムチを作ります。檀流の中では新生姜は使っておりませんがウチではコレになりました。キムチなので本の中でもニンニクを使うのですがウチでは仕事上マズイので使っておりません。では作り方を・・。新生姜（中）をみじん切り。煎りゴマ大さじ６を切りゴマに。塩昆布大さじ２程度をみじん切り。韓国の粉唐辛子大さじ２．醤油１５０ccぐらい。ミョウガ２個をみじん切り。コレを全部混ぜます。乾いたきれいなタッパーに洗って水気をふき取った大葉を重ならないように敷き、その上に混ぜたものをスプーンで薄く広げる。また大葉を敷き、混ぜた新生姜を・・・を大葉８０枚がなくなるまで続ける。最後に余った新生姜を全部のせラップを敷いて重石の小皿を載せ蓋をして冷蔵庫で３日間。炊き立てのご飯にのっけて食べると最高です。今あらためて檀流の本を見直すと、ずいぶん自分流になっているなーと気づかされます。

Xのn乗+Yのn乗＝Zのn乗（ただしn>3,n=3）を満たす自然数X,Y,Zはない。
ふ～ん　だから何？って云う感じっ！n=２ならばピタゴラスの定理だよね。中学でやったやつです。nが２以上の数字は電卓使っても面倒ジャン。その面倒な計算に挑戦した人が結構いるんです。しかもフェルマーは１７世紀の人だから電卓のない時代からですよ！…ってこのつづきは明日のこころだー。

「緋に染まる　真冬につみし　からす瓜　若葉に映えず　時は過ぎけり」裏意味（真っ赤な烏瓜を部屋の中に置いていたらドライトマトみたいになっちゃった。若い子の中では映えないけれど、良い味は出てますよ。お客さん）　もうひとつ「いにしえの　人にも似たり　桂川　花は川面に　土手に葉桜」　裏意味（女は過去を振り返らない。取り残されるのは心優しき男だけ。そう云えばあいつ桂川の前は大井でその前は保津だったよなー。）

かすかーに伊勢湾台風の記憶があるので、大人になっても台風ちゅーのは恐ぇーっと感じるボクですが唯一楽しいー（不謹慎ですが）と思ったのが第２室戸台風（１９６１年９月１６日上陸）の時。午前９時ごろ室戸岬に上陸した台風は午後１時ごろ尼崎と西宮の間に再上陸しました。昼間に上陸と言うことは愛知県内でも学校関係は臨時休校。両親は仕事で家にいません。ボクは隣の３歳上のお兄ちゃんと小学校の校庭へ遊びに行きました。雨は降ってなかったんだよなー、こっちでは。でも時折猛烈な風が吹いていて身体がホントに浮き上がりました。最高で５秒ぐらい浮いていたでしょうか。ずーっと気持ちが良かったのですが、隣のお兄ちゃんが危険を感じたのか「帰るぞー！」と突然云ったので、しぶしぶ帰って来たのです。大人になってその台風のデータを見たのですが最大風速は66.7m、瞬間最大風速にいたっては84.5mという　とてつもない台風だったのです。風速は伊勢湾台風をも上回っているのです。帰って正解。昔の子の危険察知能力はスゲーっとつくづく思いました。同時に被害にあわれた皆さんごめんなさい。浮かれていたボクがバカでした。でも国際名ナンシーはナー

「マルサの女」などで知られる故伊丹十三さんが３０年以上前に書いた本に「女たちよ！」って云うのがあります。その中に一番美味いお茶漬けは刺身のヅケでつくったものだ。って書いてありました。当時中学生のボクはその中に書かれてあるレシピの食材をそろえ、初めて料理を自分で作ったのです。マグロの赤身をしょうゆ漬けにし（柵状で買った刺身に熱湯をかけ直ぐに氷水にとり煮切った酒と醤油、利尻昆布か真昆布と一緒に３時間ほど漬け込む）６切れほどを熱々のご飯にのせ、ハマグリでとっただし汁をかけ山葵ともみ海苔を添えるというものでした。それまで永谷園のお茶漬けの素が一番美味しいと信じていたボクは非常にショックを受けました。ウマイ！自分で作ったほうがウマイやん！思えばそれからです。女たちよ！もっとちゃんとしなさい！と言う伊丹さんのメッセージに触発されたのは男のボクだけだったのでしょうか。