うちの親父は名字だけ嗣いだので
神主の血縁ではない
神主は妻帯者がその昔は少なかったらしい

母親の方は実家が岐阜の山奥なので
百姓と決めてかかっていた
…が面白いことが解ってきた

名字が畑、畠、羽田、波田、八田､半田、秦野、畠山、畑中、原、服部は
秦（秦氏）につながる
聖徳太子のブレーンで京都の町の基礎を作り
稲荷と八幡社をつくり
時の朝廷に大部分を取り上げられた

母ちゃんの実家は原なのです
ボクが政府に反感を持つのは血のせいなのか

…という妄想でした

一度も願いを叶えられたことがないのに
性懲りもなくまた同じ神社に行く

原価　100円もしないような御札を買う
賽銭を今度こそと思いオサツにする

人間　見えないものには　ほとほと弱い
想像力のなせる技か
やましいことが多いのか
とにもかくにも神様に頼ってしまう

ユダヤやキリスト　イスラムの絶対神
と違って日本の神様は見える存在だったはず
ギリシャ神みたいに
そもそも死んで祀ったのが日本の神様でしょ

神社神社でお願いしていい事柄が分かれてるよね
合格祈願とか安産祈願とか
伊勢神宮なんか個人的なお願いは駄目だし

まあ日本の神様は現実にいた何者かだと
思います　人か動物か爬虫類か植物か
だから勝手にお願いされてもねーっと
ボクが神様だとしたら　
そう思うよ

ボクはまた同じ神社に行くんだけどね

先日命日だった親父がある時
ポロッと言った言葉
「神様はおらんぞ。俺が死んだら
　俺がこの家の神様じゃ」

神道だった親父は悟っていたのかも
神は人々の願いは聞かない
個人的な御利益は知ったことではない
神様も身内が大事

救いの手を差し伸べるのは
自分ちの神様や仏様でしょ？
他人の家のことなんか　かまってられない
のが日本の神様たちです

八百万（やおよろず）千五百万（ちいほよろず）
の神が日本にはあるとされている
理由の一つなんじゃない？
…と親父は考えたのかも

9月9日　重陽の節句
ウチのジイ様の命日です

ジイ様＝父親なんですが
満78歳で旅立ちました

もう14年前のことです
こんなに暑くはなかったな

14年経っても覚えている家族がいる
結構凄いことなんじゃないかな

今は色んなことを忘れていくことが
捨て去っていくことが
美徳と勘違いしている
日本ですから

洒落と駄洒落

しゃれ・・・おしゃれなこと、気の利いていること、洗練された

だじゃれ・・・洒落のうち無価値でくだらないもの

くだらないもの・・・京、上方のものではない粗悪なもの（反対語　くだるもの）

しゃれこうべ・・・京言葉　しゃりこうべのこと

しゃり・・・骨　仏舎利

仏舎利・・・お釈迦様　ゴータマシッダルタの骨

しゃり・・・白いご飯　白米

だしゃり・・・麦飯ーーー嘘（うそ）