考えてみたら、毎日きちんとした晩飯を食べるわけでもなくジャンクフードで済ませてしまう場合もある。そう思うと、あと何回まともな晩御飯を食べれるのだろう？この歳になると、そのことは大変重要な事柄に思えてくる。外食なんぞをしたら、冷凍食品や加工品を使わない店を探すのは容易なことではない。ちゃんと出汁をとってなどと言う店は、結構値がはるか敷居が高いかのいずれかであると信じて疑わない。とすれば、自分で作るしかない。休みの日に買出しに行って、新鮮なうちに材料を使い切るとしたら、いいとこ週２日。月に８回、年で１００回も無い。う～む。せめて人生ラストの３年間ぐらいは、年に２００回ほど食べたいナー。

「正義の証明」（森村誠一）を読んだ。日本の法律は多くの場合、被害者側には立ってはいない。法の脆弱さ知る加害者にとっては、被害者よりも法によって保護されるのだ。・・・なんだそうである。本の中ではそんなコスイ加害者等を私刑人なる者が天誅を下すのである。とは言っても麻酔弾を使って警告し（悔い改めねば実弾撃つよ）、結局は一人も殺してはいない。面白かった～。久々に森村さんを読んだ。「人間の条件」以来かな？

先日、中学の時の同窓会があった。これから先、それほど長い人生があるとは思えないので十何年かぶりに出席した。思い出の中の人たちとは、かけ離れた見知らぬ人がそこにいる。上手に歳をとることが出来ても、当時の印象がそのまま残る生き方をするのは難しいことなんだと、あらためて思う。当たり前のことだが、みんなそれぞれに苦労の人生があったのだろう。それでもこうやって出席できると言うことは、今がそれなりに幸せな生活なんだと思う。何処に植えても「これでもか」と言うぐらいに増えるレモンバームのたくましさにも似た、したたかな我が同窓よ。また４年後に再会しよう。

暑さと肌寒さが入り混じった日が続いた。季節の変わり目と言うのだろうか？体調を崩す人が多い。中学の時の友人も２人相次いで入院した。大腸の手術と心筋梗塞だ。そういえばボクも毎年この時期に体調が悪くなる。今年も首から肩にかけてずっとダル痛い。花粉症も相変らず出ている。いつどうなるか分らない歳になってきたと言うことか？だから一日一日を納得して過ごしたい。年寄りが我儘になるのは、あたりまえのことなのだ。
法に触れない限り、他人に迷惑がかからない限りのやりたいことをやって死んで生きたいのだ。・・・と思う。自分が納得して死んでいくのは、なかなか難しいことだと思う。だから日々「今日はこれで納得！」の生き方をしていきたい。

パソコン用のスピーカーを買った。￥１９８０だった。えっ！？こんな安いの？ＵＳＢで接続できるやつで、電源もパソコンから横取りするタイプだ。早速つないで聴いてみると・・・。何じゃこれ？ラジカセの音よりセコイではないか。安物買いの銭失いをそのままやってしまった。思うにノート専用のやつかもしれないと、自らを慰めつつ夜はふけていくのであった。