「夏に食べた冷汁はこうだよ。」「冬の定番鍋のピェンローはビーフンを使う。」娘に伝えられるのは食の記憶しかない。いや記録か。舌と胃袋で覚えたものは生活圏が変わっても忘れない。ボクにはもう娘に残せるのはそれだけかもしれない。

昔はクリスマスイブのほうに重きを置いていなかったはずだ。４０年前の日本では…。２５日のクリスマス当日まで、ウチの神棚には親父がその１週間前に買ってきたバタークリームのクリスマスケーキが供えられていたし、２５日の夜に家族全員がそろってからでないとケーキにナイフは入れられなかった。クリスマスの朝、「目覚めたら枕元にはプレゼント」なんて無かったし、だいたい正月が近いのに、親に「クリスマスプレゼントをくれ」なんて云えん。あくまでも子供達のメインはお正月だったはずだ。
お年玉をもらって、４日の初売りにプラモデルを買いに行く。プラモデルをチマチマ作るのにすぐ飽きて凧揚げやコマぼーやーをやっていた。クリスマスは２学期の終業式じゃなかったかな？だから夕食が終わってケーキの登場！っとなるまでは普通の日と変わらなかった。４人家族だったのでケーキは４分の１．ただし子供の分が少し大きく切ってある。親父の配慮だ。ボク等兄弟は分けられた硬い硬いケーキを、まる２日かかってチビチビ食べるのだ。

お店のお客さんが途切れたので、今日は３時過ぎに実家へ行って雑用をして来た。うさぎと金魚にエサをやり、神棚と親父の祭壇の水を換え祝詞をあげる。お袋が入院してからの日課だ。とどこおりなく済ませて車に乗り帰路の半分くらいまで来た時、ヘンな臭いに気がついた。１ヶ月ほど洗ってない犬のような臭い。それにブレーキペダルがやけに滑る。おかしいな？と思いつつも店の駐車場までたどり着きドアを開けたとき発見！臭いの元が分ったのだ。ウンコである。人とも犬とも区別できない色のウンコである。理解した途端そのものの臭いは１０倍ぐらいになって鼻に襲い掛かってくる。実家の庭で何者かがウンコをしたのだ。実家は門から玄関までを芝生が植えてある。おそらくそこの何処かにしてあったのだ。（明日行って見るのが恐い。）先日買った年末ジャンボに運が付いたと笑い飛ばすべきか、今年はとうとう運の尽きと悲しむべきか、大晦日まで待たねばならない。

いつ聴いたんだろう？大学の時だったか？泉谷しげるの「ひとりあるき」
♪早く歩けるようになってくれ。自分で立てるようになってくれ。君は闇夜を通り抜けてきた。さあ、忙しい世界が待ってるから。♪　ボク等の学生時代のときにも、もうすでに子育てを放棄する親、虐待する親のニュースは流れていた。♪君の意思とはかかわりなく、女は母にならずに女を選んだ。♪　エゴが社会を駄目にしていくのは今も昔も変わりなし。

毎日たいした量の仕事をしているわけでもないのに、あーぁ疲れたと感じることも少ないのに、身体の調子が悪くなる前兆を敏感に感じるのは何故だろう？ノドが痛くなる前は鼻の奥のほうで空気の出入りを敏感に感じる。１時間もするとノドがいがらっぽくなり２時間もするとつばを飲んだときに痛みを感じる。３時間経つとノドの奥が小さく痛いぞ痛いぞと云っている。頭痛が始まるときは首筋が張り、肩の真ん中へんが痛くなり首全体が熱っぽくなる。首の熱は鼻の奥と後頭骨の真ん中あたりに溜まりだしそのうち左右どちらかの側頭部にまでくる。そうしたらあのドクンドクンだそのうちズキズキになり、お手上げ状態になってしまう。最終段階に行く前に色んなことを試みる。ノドが怪しくなったらミカンを食べる５個ぐらい一気に食べる。頭痛が来そうな時はスクワットを１５０回する。痛さを太もものほうに紛らすのだ。どちらもいまひとつ解決には至ってない。
薬に頼らない生き方は結構ツライ。