３日の土曜日に自分のホームページを開いたら消費者金融になっていた。
松田優作ばりに「なんじゃーこりゃー！」と叫んでしまった。こんな訪問人数の少ないページを襲ってどういうつもりなんだろう？シャフトに連絡して直してもらったが、ボクひとりではお手上げである。そこで「ゲバゲバ９０分」である。何の脈絡もないが・・・。ハナ肇が「アッと驚くタメゴローっときたもんだ。」とＣＭに入る前に言っていた。・・・が「っときたもんだ」が後世では忘れられている。淋しい限りである。同じハナ肇が「アンタかてアホやろ？ウチかてアホや。ほなサイナラ。」と云うのがあった。視聴者に向かって「お前等は馬鹿だ。」と言った最初の番組ではなかろうか？コレを見て何本のクレーム電話が入ったか知らないが、大抵の人は笑うしかない。その通りなのである。「賢い奴がこんなくだらない番組を見るわけが無い。」とテレビ局が断定をして作った番組なのである。だからクレームを入れた人は「私はこのくだらない番組を見ました」と宣言した本当のアホなのである。

１９８８年、元号で云うと昭和６３年になる。昭和６４年が１月７日までだったから、殆んど昭和の最後の年と云って良い。８月２日は火曜日だった。前日の月曜、営業後に店で講習会があり開放されたのは結構遅くなってからだ。８月２０日出産予定の女房も一緒に講習に出ていた。彼女はしんどかったに違いない。当時は火曜定休が美容組合で決められていた。火曜の朝、女房は定期健診に行き病院で産気づいた。そして、午後一番で入院した。予定日より二十日あまり早い。その日の夕方６時に娘が生まれた。「にゃー」という子猫のような産声だった。実家に知らせるため一度自宅に戻る途中サークルＫでバイト中のボクのお客さんに会った。子供が今さっき生まれたことを告げると、「おめでとうございます！」と店の売り物の缶ビールを一袋くれた。ボクはキリンの缶ビールで父親になったことを実感した。空は青く今日のように暑い日だった。

先日テレビの料理番組を見ていて面白そうだからやってみた。３人分ぐらいの量。トマト大２個を湯剥きして櫛切りにしておく。オクラ１０本はサッと熱湯に通し冷水に付けよく拭いてから細切りにしておく。胡瓜１本は４cmぐらいの細切りにしておく。ミョウガ２個も同じく。ニンニク１片はスライスしてオリーブ油大さじ３でユックリ揚煮する感じで炒める。大き目のボールにニンニク以外のものを入れ小さじ１の藻塩と大さじ１のレモン汁を加え攪拌する。とろみが出てくる。そしたらニンニクを炒めた油のみを加えて再び攪拌。バーミセリかフェデリーニなどの細めのパスタを２４０g茹でて冷水でしめておく。キッチンペパーなどでパスタの水気をよく切りトマトとオクラのソースに絡める。塩・白コショウで味を調えエキストラバージンオイル少々とカラスミをスライサーで薄くスライスしたものを加えて出来！炒めたニンニクは仕事に差し支えなかったら最後に振り掛ける。ニンニクを炒めるのとカラスミを使うのはオリジナルでテレビでは使ってない。この方が味に深みが出るように思う。とにかく、んまいっ！

今の時期、有難いことに沢山のナスをお客さんや友達から頂く。売りに出すものではなく自分家で食べるものだから無農薬だ。新鮮だしエグミも無い。まず浸す汁は、出汁と醤油と味りんを5：1：0.5の割合で混ぜ沸騰直前で火を止め粗熱をとり冷蔵庫で冷やしておく。中ぐらいのナスを５～６本ピラーで皮をむき、ヘタをとって３個ぐらいに筒切りしておく。むいた皮をオリーブオイルを使いゆっくり素揚げして油をきっておく。切ったナスを耐熱容器に並べラップをして５～６分ほどレンジでチン！取り出し耐熱容器の中のナスに水が入らないように冷ます。急激に冷やすとラップが爆発するので注意！手で触れるぐらい冷めたら密閉できるタッパーに素揚げした皮を敷きその上に蒸したナス（ペーパータオルなどで水気を取っておく）を並べその上にまた素揚げした皮をかける。冷やした出汁に生姜１片をすりおろして混ぜ、ナスが浸るぐらいかけ冷蔵庫で１時間ほど冷やす。皮を素揚げするのが面倒な時は、食べる直前にエキストラバージンオイルをかけても美味い！

ひと通りの子育てが終わる頃、親の面倒を見る時期が来る。誰しも子供の世話にはなるまいと思っていても、年寄り一人で社会生活を営むには易しくないのが日本だ。親切そうに近づいてくる他人は大抵の場合は厄介ごとを連れてくる。年寄りはそれと気づくにも時間がかかる。そうなると身内は色んなものを管理しなくちゃならない。これも一人っ子なら良いが、兄弟がいると不正をしていない証拠まで残しておかなきゃならない。コレが本当に大変なのである。ボクも親のために使った領収証などが平成16年から溜まっている。子供にそんなことをさせるつもりが無かった親も、今はそうしている事も気付いているのかどうか？それほど弱ってしまった。世話焼きの母が生きていく力になるものは、きっと死んだ親父を世話することだったのだろう。自分が車椅子生活になっても親父にあれこれうるさく言っていた。子供や孫ではどうすることも出来ない、親父との50数年間。母は昨日入院することになった。